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投稿日時 2018-02-13 22:34:52
内容 「Lactobacillus fructivorans」(学名、機械翻訳なのでガバガバかもしれない)
種、属、科不明
食人植物。百科事典にも「食人植物」と書かれれているすごいやつ。

暗い暗い洞窟の奥の水辺に植生している。そんなところでは光合成は出来ず、虫を食おうにもそんなもの居ない、なので辺鄙な所までわざわざ冒険に来る人間を狙うことにしたらしい。
形はハエトリグサに近いが大きな特徴として岩に似た色、人を挟み込むのに十分な大きさ持つ。
捕食方法はまず床と壁にL字上に延び、その間を通る獲物を挟み込むというシンプルな方法を取っているが、消化方法に特異な点がある。
その消化方法とは獲物自らの己を消化させるのである。消化というより分解が正しい。まず挟み込んだ獲物の「柔らかい」所へ根のような物を伸ばす。どれかが脳に達したあたりで根は成長を止め、そこから未解明だがなんらかの指令をだし、自分で自分を分解させる。根は体と融合し、体へ酸素を供給しつつ養分を吸収する。
この際獲物が暴れて自身が傷つくのを防ぐために麻薬のような物質を放出した上で二日ほど放置し対象を弱らせる行動をとる。捕食されて一日で救助された者は「あんな幸せな気分になったのは初めてだ、幼き日に母に抱かれて眠るような…とにかく大変居心地がよい、オーガニズムの粗々しさや麻薬とは違うとてもやさしい気持ちだった。」と証言している。
完全に分解するのには二十年かかると見られ、その間獲物に何時まで意識があるかは明らかになっていないが多くは末端から分解され、脳は一番最後に分解されるようである。捕食されてから十五年たった被害者は頭以外ほとんど残っておらず顔すら分からなかったが、脳を調べると脳波が検出され生きてはいた事が確認されている。なぜ最後かは不明でありなぜ生かしたままなのかも不明である。
特殊な疑似餌を使った実験では分解していくと同時に上の葉があった所へ葉を伸ばしていき、最終的に元の形へ戻り、倒れた葉は下の葉と融合した。
自分で消化器官を備えない分エコであるらしく長い間の絶食に耐えるが日に当てると干からびて死ぬ。
洞窟探検の際は水の多い場所で不自然な物体を見つけても近づかないように。

民明書房「不思議な植物図鑑」より
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