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投稿日時 | 2018-02-13 22:34:52 |
内容 | 『それ』
『それ』は、どの角度から見ても平面に見える、宙に浮いた黒い落書きである。 いかなる法則の元存在しているのか、距離にかかわらず常に同じ大きさに見える。(距離が変わっていない可能性もある) 損傷を与えることは可能である。 ただし『それ』に触れたものは、物質であれ現象であれ例外なく『それ』と同じ落書きに変えられる。 触れたとされる正確な距離は不明である。また『それ』以外の落書きには、存在を落書きに変える特性は現状のところ確認されていない。 落書きに変えられたとしても、元の存在の性質は変わらず、銃弾ならばまっすぐ進み、炎ならば熱を放ち、物を焼く。 そのため、特殊な手段を持たずとも攻撃は可能である。 しかしながら、『それ』に損傷を与えることは容易だが、破壊することは困難である。 外部からの干渉で『それ』の形状を変えることはできるが、分割・冷却・焼却・通電その他一部の薬品での干渉では、活動の停止は認められなかった。 接触した存在が落書きに変化しても、元の性質が変わらなかったことから、この特性は『それ』の元々の特性であると考えられる。 追記1 人に対しては反応に乏しいと考えられていたが、一部の超常能力をもつ存在(人、物質問わず)に対しては非常に攻撃的になることが判明した。 『それ』は攻撃手段として自身を構成する線を使用した。 銃弾による干渉の際、数本まとめて折れていたことからガラス程度の靭性と考えられていたが、攻撃の際に用いる線はポリカーボネートの盾を貫通、ジュラルミンの盾を両断しても損傷した様子は無かった。 『それ』に対する超常能力による干渉及び破壊は、『それ』に見た目の上では大きな損傷を与え、それ以上の損害をこちらに与え失敗に終わった。 ――「外部機関の協力による実験報告2」参照 追記2 落書きとなった物体に水(H2O)を接触させた場合、元の存在に戻ることが判明した。 その際には落書きが、水に滲み水が不透明になった後、元の存在が現れる。という一連の流れが確認できる。 この時に用いる水は透明度が高いほど反応が早いが、全く透明ではない水を使用しても、元の存在が現れない、元の存在に色が付く等の異常は見られなかった。 その際用いた水は砂糖入りのインスタントコーヒーである。 ちょい設定 落書き化と『それ』は別個の存在 落書き化の副次的な |
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