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投稿日時 2018-03-08 23:09:13
内容 【道連れ大鏡】
「大鏡」と「本体」によって構成されている怪物。
「大鏡」の基本的な見た目は楕円形の木製枠。人間ならば全身を映せるサイズの鏡である。
「大鏡」自体は「本体が生きている限り不滅」であり、砕こうが焼こうが何しようがすぐに再生する。
また浮いたり瞬間移動したり出来るので、埋めたり拘束したり何らかの方法で壊し続ける状況を維持してもすぐ脱出する。

「大鏡」の鏡面はいわゆる「鏡の中の世界」に通じる出入り口となっており、実質的にはただの穴となっている。
(但し、熱やガスなどの「鏡に映らない物」は通さず、レーザーなどの光その物は反射する)
「鏡の中の世界」にある物は「鏡像」として現実にある物と全く同じ形質・動きをしている。
故に鏡面から「鏡の中の世界」に入ろうとすると「鏡の中の世界」にある物とぶつかり、阻害される。
(鏡面に矢を射ると、鏡の中の矢にぶつかり鏡面で互いに破壊される。鏡面を殴ると中と外の互いの拳が傷む)

「本体」はこの「鏡の中の世界にある物」のうちの「獲物として映した生物」がそれに該当する。
故にその形質・能力・動きは「獲物と全く同じ」であり、「鏡面」に獲物が触れることで互いに触れあうことが出来る。
その為、「鏡面」越しに攻撃すれば「本体」を傷つけることは可能だが、獲物が「本体」に直接触れると溶かされて「大鏡」に吸収されてしまう。
(見た目としては「鏡面」に触れ続けると、自分も映った姿も「鏡面」に吸い込まれるようにゆっくり消滅していく感じ)
この時、溶かされ尽くす前に離れると断面は塗り固められるので出血はしない。但し、そのせいで欠損が自然治癒することもない。

「本体」は「獲物と同様の条件(人間なら出血多量など)」で死ぬが、それはあくまでも外部からの干渉でのみ効果がある。
更に「本体」は別に常駐している必要はないため「何も生物が映ってない状態」でも死ぬことはなく、寧ろ「本体」不在で無敵となる。
その為、「鏡面外で獲物を殺して鏡面内の本体も殺す」「鏡面内で何らかの現象を起こして攻撃する」等の間接的干渉に意味はない。
(前者は「攻撃を受けて死んだ」と言う判定ではなく、「獲物が映らなくなって本体が消えた」という判定になる)


故に獲物が「本体」を殺すには相打ちでも何でも「自分で鏡の中の自分を直接殺す」ことが必要である(※重要)
尚、殺した後はただの鏡になるわけでもなく「本体の死骸」をそのまま映し続け、即ち「獲物の死に様」をその場に遺し続ける(※重要)


基本行動は世界の何処かから第六感で生物を感知して獲物を定め、獲物の居る場所に瞬間移動しては突進するだけである。
この際に浮遊飛行して移動するが、その速度は「獲物が出せる移動速度の平均」で常に固定されている。
その為。全力疾走ならば逃げられるが「大鏡」は疲れたり消耗することはないのでいつまでも追われ続ける羽目となる。
(狭い場所には無論入れないが破片の状態でも動けるので、その場合は自らを砕いて侵入したりする等の知恵も働かせる)

要するに、延々と追跡して獲物が疲れたところで「本体」を押しつけて吸収する。これがこの怪物の狩りなのである。
対戦希望 不取羽 恋
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