投稿者名 アララ
投稿日時 2018-05-06 08:21:42
内容 霧状の意思の集合体。

その正体はこれまで魔法少女によって滅されてきた妖怪魔族の怨念の集合体である。
「これ」に戦闘能力は無い。
無味無臭透明の特質を利用して取り憑き、対象に夜な夜な夢を見せる。
それは魔物に全身を細切れにされる夢だったり。
触手生物の苗床になって、魔物の卵を延々産み続ける夢だったり。
守るべき人間に裏切られ、拘束された上にサンドバッグにされる夢だったり。
取り憑いた者に徹底的に敗北するイメージを植え付け続ける。

やがてそれらは対象者の脳に刷り込まれ、知らず知らずのうちに「敗北へ向かった言動をするように」なる。
動きに精彩を欠き、魔物の攻撃を次々とその身に受けるようになる。
触手生物を見れば、下半身が疼いて集中力が欠ける。
あるいは恐怖に縮こまって、まともに戦闘能力を発揮できなくなる。
いつかは必ず訪れる敗北の時まで「これ」は延々と対象者に敗北の夢を見せ続ける。
対戦希望 不取羽 恋
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